ブレーキチューン

カピパラさん

2005年11月24日 15:57



ブレーキが効かないとよく言う方がいます。

僕はちゃんと整備したブレーキなら効かないと感じたことはないのですが、
ここで考えてみましょう。
なぜ効かないと感じるのか?

踏んだときにガツンと効かないと効いてないと判断する・・・
これは論外(^_^;)

簡単な例ではタイヤを大幅にインチアップして
タイヤの外径を大きくしてませんか?
5%大きくなれば5%効きは落ちます。

パッドをスポーツタイプに変えてある。
これは種類によっては温度依存が高いものだと
踏み始めのパッド温度が低いので
効きがリニアではなくなってしまうのが原因。

まぁインチアップやパッド交換くらいならいいんですが、
いきなり大きなキャリパーに交換してしまう人がいますよね。
あれは効き自体はあがるけど、
キャリパー大きくすればするほどペダルストロークが長くなるので、
結果的に効かないような「感じ」になる。
中にはキャリパー大きくしすぎて、
ペダルストロークが足らなくなってる改造車もある。
あぁ危険(笑)

じゃぁマスターシリンダー容量UPだぁ〜とやると、
ストロークがシビアになってコントロール性に欠けたり、
踏力が大きくなって、倍力装置とのバランスがくずれる。

ブレーキホースもメッシュ化だ〜〜〜とやっても、
ブレーキの効き=ブレーキ圧力×パッド摩擦係数なので
ブレーキの「効き」にはホース関係ないですから(笑)
ストロークは若干短くなるので効いてる「感じ」がするだけ。

なみにブレーキ剛性感あげるならメッシュホースは意味ないです。
剛性感はキャリパーとパッドにほとんど支配されて、
ホースは10%未満です。

さらによく、ポン付けでブレンボ流用可能なので交換しました〜とかやってる人いるけど、
上記利用でバランスくずしてるだけ。
そういう人のコメント見るとたいてい
「奥の方で効くようになった」とか
「ガツンと効くようになった」とかってのばっかりだもん。
パット交換ぐらいにとどめておけばいいのにねぇ

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