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2006年04月29日

シャシダイ最終章

さてシャシダイで出力計るとショップAとショップBでは
同じ車でも値が異なるというのが聞かれる。

これは・・・あたりまえ(^_^;)

車の力は酸素を使って燃料が燃えることで出てくる。
だから気圧・気温・湿度・燃料温度に大きく影響される。

メーカーでは気圧は一気圧、気温20℃、
湿度は・・忘れた(^_^;)、燃料温度は40℃
に調整して測定するところが多い。

そして、
気圧は高いほど空気量(酸素)多くなるので出力増大。
気温は低いほど空気量多くなるので出力増大。
湿度が低いと空気中の水分量減るので出力増大。
燃温は低いほ燃料密度増えるので出力増大。

だから東京あたりで冬の晴れた日にショップのシャシダイ計ると
出力はカタログ値より10%以上多く出て、
夏の雨の日計るとカタログ値より10%以上低く出ることが多い。

上記に加え実車のシャシダイはタイヤのスリップロスもある。
これをどのくらい加えるかはショップによって違うし
適当なところがほとんど。

ついでに実車の吸気温度や燃料温度もコントロールはできないので、
気圧補正を生データにかけるのが精一杯。

つまりシャシダイで実車出力計って、
356.5PSでました!!!(^^)v
なんて小数点まで言うのはまったく意味がない事。

せいぜい「320〜350くらい出たようだ」と表現すべきでしょう(^_^;)

ということで「ショップのシャシダイはあまり意味ないぞ」
というのが言いたかったシャシダイ3部作でした。ちゃんちゃん(^.^)


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Posted by カピパラさん at 22:19│Comments(6)クルマ
この記事へのコメント
先生ぇ〜!
全部読みましたが、元々理数に弱い頭には難しいですぅ〜(TOT)
でも、完全に理解は出来ませんでしたが、言わんとするところは理解したつもり(^^ゞ
Posted by ゲスト at 2006年04月29日 23:23
ご購読ありがとうございます。
文才と能力ヘタレなので分かりやすく書くのって難しい・・・
Posted by カエル4 at 2006年04月30日 07:50
シャシダイ数値は目安と言うことがよくわかりますた。
でもメーカーのカタログ数値もアテになんねぇもんがあるから困っちまう今日この頃
Posted by ゲスト at 2006年04月30日 18:05
メーカーのカタログ値が当てにならない理由。
その1、故意にカタログデータを営業戦略上割り増ししている。
その2、試作時に作りこんだ製品を工場で大量生産するときに、生産機械の問題で製作できなくてカタログデータが出ない。
そんなところかな・
Posted by カエル4 at 2006年04月30日 20:26
いつもながら勉強になります。
いやしかし、かつてスカイラインRS(FJ)が190馬力?(うろ覚えです)で騒がれた時代からすると、いまや300馬力の時代・・凄い事になってますよね。
Posted by ゲスト at 2006年04月30日 20:55
そうですね。964でさえ250馬力しかなかったんですから(^_^;)
Posted by カエル4 at 2006年05月01日 08:50
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    コメント(6)